
ということで、レビューです。
まずは外観的な視点から

キーボードはピッチも大きく打ちやすいです。写真の通り、Enterキー周りが少々特殊ですが、手のポジションをしっかりと固定し2,3日使えば慣れるレベルです。UMPCなどの小さいキーボードに慣れろというよりも敷居は低いと思います。
また、指紋がつき易いので、気になる人は小まめな掃除が必要です。キーの間隔も空いているのでゴミがたまり易そうです。

キーボード左上部のタッチセンサー
奥から、無線LANのON/OFF、バックアップソフトの起動、省電力モード、HDDアクセスランプになります。最初、説明書を見ないで使っていたので、タッチセンサーであることに気づかず、無線LANに手こずっていましたw

タッチパッドですが、簡単なジェスチャー機能(2本指)も備え、この価格帯では優秀だと思います。手前のスイッチでタッチパッドのON/OFFを切り替えられます。また、左右のクリックが一つのボタンであるので、最初は違和感があるかもしてません。個人的にはクリック感が少々硬いことのほうが違和感がありました。

天板は非常に綺麗で、質感も10万以下のPCには思えません。Acerのロゴもシールではなくはめ込みです。材質はアルミのようですが、モバイルノートにしては耐久性が心配です。

ご覧の通り、映り込みが激しいです。
また、視野角は左右は可もなく不可もなくですが、上下が狭いです。寝転がりながら動画を見たりは厳しいと思います。
外観的なレビューの総評として、コストパフォーマンスが抜群!という一言に尽きます。このPCを見て安っぽいという感想を持つ人は少ないと思います。それでも5万以下w満足度もピカイチです。
続いて、ベンチマークと体感速度などを・・・

左:Timeline S22
右:SH8(SSD化、オーバークロック)
ほぼAtomと同程度の性能のSH8と比較です。
CPUはやはり段違いです。デュアルコアのH22だとワンランク上の性能が期待できそうですが、消費電力と2万円以上の上乗せを考えるとシングルコアのS22を選んでよかったと思えます。
SH8はSSDと言ってもIDE接続ですが、2.5インチの一般的なHDDに比べれば早いほうです。それと上回るスペックのHDD。SATAというのもありますが、体感的にもVistaでアクセスが遅いとは感じません。まぁ個人的好奇心でいつかはSSDにすると思いますが・・・。
メモリーに関しても大きな差が出ています。元からSH8のメモリーは早いほうではありませんでしたが、S22ではDDR3メモリーを搭載しているので、一般的なPCと比較しても若干は早いはずです。
気になるのはグラフィック。全体的にSH8に劣っています。といっても、SH8はワンセグを見たり、元はVistaプリインストールモデルなのにXPを入れて快適にしているせいもあり、一般のUMPCろ比較しても圧倒的にグラフィック性能は高いはずです。一概に比較はできませんが、YoutubeのHD動画などを両者で再生した場合、SH8ではままならない場合でもS22は再生できたりします。グラフィック性能の差は存在しますが、CPUの性能で総合的に上回っているのは確かなようです。

ついでのような感じになりますが、HDDのベンチマークです。開封時はリカバリー領域が隠され、残りは全てシステムドライブになっていました。フリーソフトでシステムドライブとデータ保存用のドライブ分けてあります。上にも記載しましたが、2.5インチのHDDにしては平均よりも良い感じです。体感速度が良いので評価も甘くなっているかも。
ここからは実際の導入に当たっての問題点等
・リカバリーディスクの作成
ネットでの情報で「VistaをSP2にしてからではリカバリーディスク作成時にエラーが起きて作れなくなるので、購入したらすぐにリカバリーディスク作成を推奨」というのを知っていたので、真っ先にDVDドライブを繋いで作成!
結果、4枚DVDを無駄にしましたorz
なぜか途中でエラーが起き止まってしまいます。ドライバー&アプリのリカバリーディスク作成も同様のエラーが起きました。再起動や常駐ソフトを消してもダメ。最後の手段でHDDからリカバリーを実行し、出荷状態に直し再度チャレンジしてもダメ。
正直、イラつくより泣きそうになりましたorz
結論としてはなぜかDVDメディアを別の物に変えたらあっさりと作成できました。原因は不明です・・・。
・BuletoothのON/OFF
スリープ状態からの復帰ではBuletoothはスリープ前の状態を引き継ぎます。しかし、再起動した場合は必ずOFFになります。BIOSで常に有効にできないか調べましたがそれらしい項目は見当たらず、再起動する度にONにするという手間があります。正直今までのノートパソコンは全てBluetooth内蔵で全て使い勝手が同じであったが故に煩わしく感じます。
・液晶パネル
13.3インチは比較的一般的な液晶サイズなので、購入前にヨドバシで液晶シートを購入しました。しかし、S22は一般的な13.3インチとは若干異なり、縦に狭く、横に広くなっていました。当然シートは無駄になりました・・・。
・ネット接続
これはVista固有の問題なのか、ハード的な問題なのか、もしくは両者なのかはわかりませんが、スリープからの復帰時にネット接続に時間がかかるときがあります。認証はしているのになぜかブラウザでは繋がらない。再起動すれば問題ないのですが・・・。
・熱、静音性
使っていて驚くのはこの2点。悪い意味ではなくどちらも素晴らしい。熱に関しては若干温かみがあると感じる程度で、意識しなければ感じません。また、ファン、HDDともに音が皆無で図書館での利用でも問題ありません。SH8の爆熱はいったい・・・。
・HDD、メモリへのアクセス
保障はもちろん切れますが、それぞれのハードを簡単に換装できます。個人的には1スロット空いているので、2GBのメモリを差込、3GBをメインメモリー、1GBをRAMdiskとして使用しようと考えています。近いうちにSSDに交換も視野に入れています。
総評
低価格ノートパソコンでありながら、Vistaの重さを感じない。
といえば、体感的な感想が伝わると思います。巷ではVAIO PなどがVistaをOSとして尖ったハードになっていますが、どこのレビューを見る限りでもAtomにVistaというのはどうにも無理がるようです。VAIOはXシリーズもクロックアップしたAtomでwindows7とのことですが、余裕を持って使えるかと言われれば、恐らくNoだと思います。あくまでUMPCは低価格、小型を売りにしているものなので、Vistaでは無理が出てしまいます。
Timeline S22はそうした無理が一切ないノートパソコンです。Vistaを余裕で動かせる低価格パソコン。引き換えに1.6kgとモバイルとしては限界の重量ではありますが、毎日持ち歩かない人や移動範囲が狭い人などには問題ないと思います。
メインPC並に作業ができて、手軽に持ち運べるという私の欲求を十分に満たすパソコンです。
これで5万円を切るのだから、文句のつけようがありません。ここ2,3年でもっともコストパフォーマンスの良い買い物であるのは間違いないです。